井上日奈季の日記

基本的には世界に何かを発信する用では無く、どこからでも確認可能な個人用のメモと言う扱いです。

スポークの価格差と重量差

自転車の車輪を構成する部品にスポーク、ニップルと言う部品があります。

高価な物としてSAPIMのCX-RAYと言うスポークがあります。

1本の価格が黒は500円、銀が350円です。
アルミニップル(単価40円)を使って、72本でホイールを作ると
黒だと
540x72でスポークとニップルのみで38880円
銀だと
390x72でスポークとニップルのみで28080円
となり、そこそこのママチャリが買える価格となります。
CX-RAYは2.0mmスポークに対して比重が65%程らしいので単純交換でスポーク重量が35%軽くなります。
スポークの本数が72本から44本になれば重量は61%程になります。
1x0.65x0.61=0.3965
ママチャリと比べてスポーク重量で60%減
真鍮ニップルが1個1g、アルミニップルが1個0.4gらしいので、
コレも真鍮72個からアルミ44個になれば
1x0.4x0.61=0.244
ニップル重量で75%減

銀CX-RAY、アルミニップル、44本で17160円
多本数で張る場合にCX-RAYを使う必要は殆ど無いとは思いますが
コレを見るとCX-RAYを使う時にメーカーが本数を減らした格好良いホイールにしたくなる理由が解る気がします。

ついでに言えば27インチのステンレスリムは800g以上との情報があるのでAL22なら重量が半分
タイヤ重量も600g以上が基本なので良いタイヤなら重量半分以下
チューブも150gはあるだろうから、軽量チューブなら重量は半分以下
互角なのはリムテープ位か?

2.0mm、前後輪計72本(重量比100%、本数比100%)に比べて
銀CX-RAY、アルミニップル、44本で17160円
重量比65%、本数比61%で約40%+約25g
LEADER 1.8、真鍮ニップル、44本で1628円
重量比81%、本数比61%で約50%+44g
LEADER 2.0、真鍮ニップル、44本で1628円
重量比100%、本数比61%で約61%+44g

参考値として無名亜鉛メッキママチャリスポークで
比重はステンレスと鉄はほぼ一緒なので重さは変わらないが36本で500円(鉄ニップル付き)としたら
44本で611円
仕入れ値なら500円切るだろう

庶民としては
AL22WとLEADER2.0が安牌
消耗品と割り切ってAL22とLEADER 1.8
この2種類だけでも両輪で150g程度違う
更にCX-RAY+アルミニップルで100g弱削れて
エボライトハブで230g程削れると

R500のリムを前後AL22に変更するだけで260g程削れて
アルミニップルにすると20g程削れて(+1760円)
エボライトハブで230g程削れて(+20000円)
って考えると、500g削ったら1400g台には簡単になる。

鉄下駄ホイールの完成車を買ったのなら先ずタイヤを使い終わったら軽い高品質な物に交換
チューブとリムテープが重ければそれも合わせて軽い物に交換、ココで10000円程の出費

最軽量や、持って軽いホイールを目指すのでなければ部品代で更に10000円程の投資で外周のリムの軽量化をするのは良い選択だと思います。
シマノのWH-R500やGIANATのSPINFORCEのような少スポークの物の方がニップルやスポークが少ない分同じ投資金額でも軽くなります

長さや太さにも依りますが、スポーク、ニップルが1本増えたら5gから9g程増えます
2.0真鍮ニップルで64本と44本では160g程は違うでしょう。

こう考えると72本が、ママチャリの車輪が如何に鉄下駄かがご理解頂けるかと思います。

ママチャリの後輪なら36本、2.3mmが基本で、BSアルベルト等で12番(何mm?)にステンレスリム、耐パンク肉厚チューブ、耐パンク肉厚タイヤ

とか言うバケモノ的な車種もあります。
良いロードバイク用のホイール一式と比較したら
内装変速とハブダイナモを除いた
タイヤ、チューブ、リムテープ、リム、ニップル、スポークだけで、2kg軽量化も不可能じゃないかも。