ロードバイクとシティーサイクルのホイール周りを比較してみる。
ロードバイクの一般的なホイールにはSHIMANOのWH-R500を、
ロードバイクの軽量ホイールにはNOVATECハブとAL22とSAPIMの安めのスポークで
シティーサイクルは26インチアルミリム、ハブダイナモ、内装3段で概算してみます。
SHIMANOのWH-R500のデータは
から引用
ハブ、前152g、後369g
リム、前使用済みで516g、後530g
スポーク、前20本141g、後24本176g、計44本317g
ニップル、前20個21g、後24個26g、計44個47g
タイヤ、340g(VITTORIA ZAFFIRO4 RIGID クリンチャータイヤ 700x23C(ワイヤービード))
チューブ、116g(VITTORIA スタンダート ブチルチューブ 700x20-28C 仏式48mmRVC)
リムテープ、24g(シュワルベ、18㎜)
ホイールのみで、前830g(カタログ値847g)後1101g(カタログ値1097g)
合計1931g(カタログ値1944g)前リムの重さが後リムと同じ530gだとしたら結構正確。
完成車付属レベルのタイヤとチューブ、適当なリムテープを装着した概算の重量は、
カタログ値で、前輪1327g、後輪1577g、総重量2891g
軽量ホイールが
ハブ、Novatec A291SB-SL/F482SB-SL、前60+/-3g、後227+/-3g
リム、TNI AL22、393g+/-3%
スポーク、
SAPIM LEADER 14G 300mmで概算7.8g、44本343g、
SAPIM LEADER 15G 300mmで概算6.3g、44本277g、
SAPIM CX-RAY 300mmで概算5g、44本220g、
ニップル、真鍮で概算1個1g、44個44g、アルミで概算0.4g、44個17.6g
タイヤ、CONTINENTAL GP5000 25C、225g
チューブ、 CONTINENTAL RACE 28 LIGHT 20-25C、65g
リムテープ、24gと仮定
ホイール単体が前輪、15G、真鍮ニップルで、概算610g、後輪、14G15G半々真鍮ニップルで概算830g、合計1440g
良いタイヤと無理のないチューブ、概算でリムテープを加算すると
前輪924g、後輪1144g、総重量2068g
ホイール周辺部分だけで823gの差がある。
もっと頑張ると、全CX-RAY化で88g、アルミニップルで26g、軽量タイヤで160g、高額軽量チューブで54g、リムテープをベロプラグに交換すると40g
机上の空論では、全部で更に368g削れるので、エントリーグレード完成車付属セットと比べたらで1191g差になります。
エントリーグレード完成車付属のワイヤービードタイヤ付きと比較したら、145gの軽量タイヤに前後交換で410g、普通チューブから軽量ブチルチューブで100g、
タイヤとチューブの交換のみでホイールの外周部分が500gは軽くなってしまう訳です。
そして、シティーサイクルです。
ハブ、前、ハブダイナモ DH-2N40-JC 640g 後、SG-3R40 885g、ハブの合計重量で1525g、
回転するだけでは無い機能部品ではあるが、めっちゃメガトン級
リム、26インチアルミリムで概算600g、ステンレスリムで概算800g
スポーク、前14番、後13番が基本なので、前271㎜、7g、36本で254g 後271㎜、9.3g36本で332g、1台分で72本586g
ニップル、真鍮で概算1gが72個で72g
タイヤ、概算で600g
チューブ、概算で150g、
リムバンド、ゴム製、概算で20g
ホイールのみで、アルミリムで前1530g、後1853g、合計3383g
なお、ホイールの括りでローラーブレーキ(重量約550g)を追加すると3933gと約4㎏程になりますが、
変速機構とブレーキも込みである事を考えると、カセットスプロケットとリアディレイラーとブレーキアーチ込みで考える必要があるかと思われます。
更にタイヤ、チューブ、リムバンドを加算すると
アルミリムで前2300g、後2623g、合計4923g、この時点で約5㎏。ローラーブレーキ込みなら約5.5㎏
ステンレスリムなら+400g、27インチのステンレスなら、リム以外にもタイヤやチューブの重量増加もある訳で、6㎏オーバーは確実ですね。
タイヤやチューブだけで考えても、1台分で考えれば
シティーサイクル、1500g(リム前後1200g込みなら外周で2700g、ステンレスなら3100g)
エントリーロード、912g(リム前後1060g込みなら外周で1972g)
軽量タイヤ、軽量ブチルチューブ、420g(リム前後で800g込みなら1220g)
と、結構な違いがあります。
スポーツサイクル界隈の方の一部にシティーサイクル(ママチャリ)を貶す人が居ますが、上記のような違いを理解した上で、それ相応の使い方をすれば良いと思うのですけれどねぇ。