まぁ失敗した経験が何度かあるので言いますが、予測よりも実測(現物合わせ)の方が確実です。
ケーブル引きの自転車でケーブルの長さを確定させる作業は、実測で行った方が良いんじゃね?って思うわけです。
作業工程上、アウターケーシングを切り出す必要があるのですが、少し長めに仮の長さで切り出しておいて、
実使用状態でケーブルを仮組みした上で最終の長さを決定すれば、ああでもないこうでもないとイロイロ検討するよりも手数が少なく、失敗の可能性も低く、確実に最適解に近づけると思うのですがね。
特にキャリパーブレーキの後側、SRAMのRD辺りの、「微妙に動くクセに短い奴」とかがごまかしが効かず鬼門です。
キャリパーが動くとキャリパー側のアウター受けの位置もズレるし、
キャリパーのケーブルアジャストボルトを回してもズレるし、
キャリパーのセンターを出し直してもズレるし、
ホイールのリム巾が違ってもズレるし
ホイールを決めてシューも新品を装着して、シューが減ってアジャストボルトを伸ばした状態でも窮屈なラインにならない長さ、
って結構難しいよね。
何でケーブル外装のアウター受けはココに付いているのだろう、ココだったらなぁとか結構思う。
SRAMのX3でトップルートだと、B軸のアジャストを考慮すると絶対に最適ルートにしてはいけないって事になる。
(スプロケットの寿命時の歯数変更毎にアウター交換ならアリ)
Vブレーキの右前、135°、前逃がしも、前に逃がし過ぎるとVブレーキアーム側の金具とリードパイプが接触してしまう事になる。
アウターケーシングのルート設定は3次元的プラス重力も加味した上での設定が必要な問題なので、
余裕持たせて長くしておけば良いだろ、では終わらない難問でもある。
(シティー車の前ブレーキ片効き問題はアウター長過ぎが主な原因)