井上日奈季の日記

基本的には世界に何かを発信する用では無く、どこからでも確認可能な個人用のメモと言う扱いです。

Snugpak Sleeper Extreme SQUEAR FOOT スリーパーエクストリームスクエアフット

ビッグウイング推奨の畳み方
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まぁ、上記の商品を使用中なので、レビューと言うかなんとか。

まず、今は高い(定価?)のですが、購入した時は、Amazonで3000円前後でした。
今のところ、キャンプする習慣が無いので、屋内のみでの使用になります。
スペックについては後述しますが、購入価格に対する満足度はとても高いです。

コレを購入したきっかけが、寝袋ってどんなものだろう?と会社の先輩から薄い寝袋を借りて試し、
結構寝袋って良いものだな、だが、借りたのはモンベルの夏用マミーだったので、使った冬では、屋内でも、それ単体では寒かったので
もうちょっと寒さに耐えられるものを、と探して割安に思えたので購入したのです。

届いた時の第一印象は、「デカい」
現在では適当にヘタレてきたのと、コツも掴んだので、平気ですが、
当初、開封した時は、二度とこの収納袋に収まらないのでは?と思いました。
amazonのレビューの方の言う通り、直径を圧縮するコンプレッションベルトがあると便利そうです。

Amazonのレビューでは、まぁ散々な訳ですが、
基礎代謝の減った160cm70kg(冬当時)アラフォーのおっさんが、
屋内、室内気温+3℃、ソファーの上、ジーンズ、長袖シャツ、フリースで、快適に眠る事が可能。
な性能です。
上記の条件なので、座面、背もたれがあるので、その方向への放熱は、通常よりも抑えられている状態です。

使いこなしとしては、足元形状が封筒型で、更にチビが使うと、とても足元が余るので、
余った部分を折り畳んで体の下に敷いて、疑似マミーっぽくする。
首元の紐と顔の部分の紐は適切に締め付け、隙間風を防ぐ。です。

コレのダメな点が
タイトルに、最低使用温度−12度
説明に、快適外気温度 : -7℃、下限外気温度-12℃
重量 : 2100g
と書かれているのですが、
注、最近見たら2300gになっていますね
このスペック表示、輸入元のカタログでは、同仕様のマミーが掲載されていまして
スクエアフットが2300gで、マミーが2100g。
仕様が共に、快適外気温度 : -7℃、下限外気温度-12℃
となっているのです。
ちなみに、使用後の状態でのスクエアフットの本体+収納袋の実測値は2343g

重量の点で、スクエアフットとマミーが200g違いがあるのは、形状の差から納得できるのですが、
コレは、スリーパーエクストリーム、と言うシリーズが一緒、使用している素材の仕様が一緒、であると考えられます。
ですが、形状が違い、体温で温める容積が違うので、同じ寒さまでイケるでぇ、と言うのは無理があるのです。
あと、外気温度、と書かれていますが、シュラフのみで使用と言う前提ではないでしょう、
テントの中は半閉鎖空間で、呼気、体温もあるので、外気温度と室内温度の差、ココでも、スペックと体感の差がある筈です。
更に、性別、年齢、素人とアルピニスト、と言った差で安静時の基礎代謝による発熱量にも大きな個人差があり、
仮に実測値だとしたら、筋肉質な男性登山家が、相応の装備をし、下限を生存限界、とすればマミーなら、そんなもんかもしれません。

上記のようなAmazonと輸入元の記載の違い、輸入元の同じ素材、製法で作ったからスペック一緒、的な認識から
それを鵜呑みにした消費者は、実際より軽く、温かいモノであると錯覚させられて、期待し、落胆するのです。

まぁ、贅肉質な40歳男子が軽装でスクエアフット屋内温度3度で快適な睡眠が得られる訳ですので、
より基礎代謝の高い人が相応の装備をし、マミー型で、きちんと使いこなしていれば、外気温−7度はイケる気がします。
相応のマットは当然として、シュラフのインナーシーツとシュラフカバーだけで、既に結構違うよね、
シュラフから出すのは、鼻と口のみで、末端である足先はザックに突っ込んで、位は想定して。

まぁなんにせよ、条件によっては生存の危険に晒される環境に行くのを前提にする時に選ぶ装備では無いのは、間違いない。