井上日奈季の日記

基本的には世界に何かを発信する用では無く、どこからでも確認可能な個人用のメモと言う扱いです。

当時を振り返るescapeR3の衝撃

escapeR3の登場は2005年モデルかららしいので、
https://www.giant.co.jp/2005/pop_pics_spec_05/pop_escape_r3_gr.html
2004年に発売されたと思われます。
42,000(本体価格\40,000)
size:380,420,465mm weight:10.5kg(380mm)
と言う価格と重量は、素人目には
FCR 2
https://www.giant.co.jp/2004/pop_pics_spec_04/pop_fcr_2_rd.html
\ 83,790(本体価格\79,800)
size:420,440,500mm weight:9.5kg(440mm)
が1kg増えるけれどそれでも充分に軽いし、値段が半額になって、更にサスペンションシートポストとタイヤで軽量化の余地が充分にある構成な訳です。

ソレ以前だと、
CRS 3
\ 48,090(本体価格\45,800)
size:380,430,490mm weight:11.9kg(430mm)
https://www.giant.co.jp/2004/pop_pics_spec_04/pop_crs_3_wt.html

CROSS 3400
\ 52,290(本体価格\49,800)
size:430,480mm weight:14.1kg(480mm)
https://www.giant.co.jp/2004/pop_pics_spec_04/pop_cross_3400_wt.html
って感じでクロスバイクは35cで、定価は5万円前後って感じで、コレ以下だとGIANTでもボスフリーになっていました。
まぁCROSS 3400は、フェンダーとフロントサスペンションが装着されている訳で、同列には語れない訳ですが、ソレでもescapeR3がバーゲンプライスだったのは間違いありません。

GIANT FOUR BY SIXホイールは、スポークが不等ピッチで振れ取りがしやすいとは言えず、
スポーク本数が少ないので振れも出やすかったと聞いています。
安い車両なのに手間が掛かる訳で、ウチで買ったらちゃんと面倒見るぜ、的なショップだと安い商品なのに手間が掛かる訳で微妙だったでしょうね。
更に初期の物かは不明ですが、前後のホイール重量が2300g程あると言う事で鉄下駄の代名詞だった覚えがあります。
軽いホイールとタイヤとチューブに変更するだけでホイール周辺だけで1kg軽量化できる訳ですから、夢があります。
(ホイールとタイヤとチューブの方がescapeR3よりも高額になりそうではありますが)

リアディレイラーSRAM 3.0で、グリップシフトではあるが、シマノと引き代の互換性が無いモデルなので破損した際にシフターまで交換になるのと、
プーリーケージが非分解式でカシメてあって、
プーリーの清掃、洗浄は表からのみで、潤滑は注油のみ、
サードパーティー製のベアリングプーリーへの交換どころかプーリー交換=廃棄と言う使い捨て商品であった。

当時はフルプライス販売と言う訳では無く、殆どの人が3万円台で購入したものと思われます。

カメラレンズに於ける撒き餌レンズのような存在で、
圧倒的なコストパフォーマンスで指名買いされて他社のモデルを駆逐していったように思います。
当時は通販専業メーカーも少なく、
通販ルック車を買うならescapeR3にしておけと言えましたが、
昨今のようなプライスタグが付くと、通販ルッククロスを整備し直して乗るとか、
中古の出物を探して手直しして乗ると言うのが良いのかなと思います。

今、escapeR3を買うかと言われたら、ホイールの保守部品として玉押しが調達可能と言う点で、
GIOSのmistralを選ぶような気がする。