井上日奈季の日記

基本的には世界に何かを発信する用では無く、どこからでも確認可能な個人用のメモと言う扱いです。

内装3段ママチャリの良いところ。

内装3段ママチャリの良いところを並べてみます。

シングルスピード用のチェーンを使用する。
耐久性の点で大きな利点があります。
多段チェーンだと内プレートのピンと摺れる面積が狭く面積単位あたりに掛かる力が大きいのではないかと予想
通常は必要ないが、金さえ出せば競輪やトラックレースで使うチェーンも使えます。
シングルスピード用チェーンは基本的にクリップジョイントなので、アフターパーツを購入しなくても外して洗えるので便利です

チェーンラインに無理がない。
シングルスピードと同等なので当然です。

テンションプーリーで引っ張られていないので不要な負荷が掛かっていない
セラミックベアリングの大径プーリーにして軽くなっても、無いのには敵いません。

フルカバーチェーンケースが使える
スーパーカブにも採用される方式です。
チェーンを外の環境から保護します。
チェーンが雨に晒される事もなく、オイルが流されず維持され
オイルに濡れたチェーンに土埃が付着する事を防ぎ、
チェーンのメンテナンス間隔が、カバーされていない物に比べて大幅に延長されます。
チェーンのオイルは流されはしませんが、使っている内に劣化しますし、チェーンの摩耗が無くなる訳ではありませんので、注油、チェーンの張り調整等のメンテナンスが不要になる訳ではありません。

外装多段変速と違って、リアホイールのオチョコが少ない
スポークテンションの左右差も気にする必要も無い程度に収まります。

ワイヤーがフルアウター
ワイヤーがアウターケーシングで保護されているので、雨晒しでも錆びにくい。
但し、接触抵抗はその分増えるのでオイルなどでのワイヤーの潤滑は必要。
ワイヤーに注油する手間を省かれた安物は、アウターケーシングがあっても、その内インナーワイヤーが錆びて動きが悪くなる。

新品ならリアブレーキはローラーブレーキ
ドラムブレーキ用の内装3段ハブは現在生産されていませんのでブレーキはローラーブレーキになります。

内装3段が重いと言う方も居るかもしれませんが
重量的には
カセット用のフリーハブにスプロケット、クイックシャフトにブレーキ。
FH-M6000 372g
CS-HG500-10 374g (11/34)
DeoreリアQR 65g
RD-M615(GS) 330g
BR-M590 179g
上記で1320g

inter3は
SG-3R40が、小物抜きで885g
BR-IM41 550g
上記で1435g
小ギア、ベルクランクなどの小物込みで1500gチョイかと
この例で言えば重量は200g程度の差でしかなく、そんなに悪い物でもないです。

スポークの本数が36本
ココは強度や精度の低いリムを真円に近づける為の微調整には有益ですが
同時に基本13番スポークを使用するのと合わせて重量は嵩みます。

走行時の感覚で重いと感じられる方は、
総重量20kg弱、低圧のタイヤである事を考慮したギア比に変更されると、違った感想を得られると思います。

3段しか無いギア比の選択は大変重要で、
平地での走行速度と、その時に回したいケイデンスから、3段での前後ギア比を設定し
2段は向かい風などで使用
1段は登坂での使用
で、あまり最高速度を欲張らない事がポイントです。

タイヤ、チューブ、リムなどのタイヤ外周部分が重い事は平地巡行は有利に働きます。
ホイールテンション及びテンションのバランス、
ホイールの重量バランス、ハブ軸ベアリングの玉押し調整の最適化、耐極圧性能の高いグリスの利用などの
物理特性を考慮した丁寧な組み立てを行う事で、
便利さと快適さを兼ね備えた自転車に仕上がります。