井上日奈季の日記

基本的には世界に何かを発信する用では無く、どこからでも確認可能な個人用のメモと言う扱いです。

Kenko 8倍 双眼鏡 ミラージュ 8x30LTD-MIL

Kenko 8倍 双眼鏡 ミラージュ 8x30LTD-MIL
まぁなんとなく、双眼鏡が欲しくて、1300円程と安かったので購入。

値段を考えれば、充分な性能。

対物レンズ周辺はミリタリー色のプラ製、金属ボディー内は未塗装なので、
迷光?何それ、美味しいの?っていう感じ。

8倍で実視界:8.2度(Wide)、見掛け視界は65.4度と、充実のスペック。
お値段4万円越えのNikonの8x30E IIとそっくりなスペック。
8倍に拡大して広い見掛け視野で物を探しやすい、と言う機能は満たしています。

この機能を低価格で実現するためには、イロイロと無理があり

低屈曲率のプリズム(予想)で広視野な設計の為か目の位置のスイートスポットが狭く、ブラックアウトし易い。

アイレリーフが10.9mmと短く、
メガネの人はケラレが発生し、広視野を生かせない。
メガネではない人も、まつげで、接眼レンズが汚れ易い。
予算の都合上、高機能コーティングが行なわれておらず、汚れが拭い難い。

接眼レンズを支えるステーがプラスチック製で充分な強度が無いようで、
接眼レンズが平行に移動していないように思われる。
が、プラの変形が戻るのか実視界上、さして不具合は感じられない。
(ヘリコイドのグリスを、ちょう度の軟らかい物に変更すれば、抵抗が減り改善されると思われる)

レンズ構成は不明ですが、非球面レンズが使われていないのでしょう(予想)、
視界の中心で合焦すると周辺がボケる、周辺で合焦すると中心がボケる。
個人的な感覚では、中心合焦時の良像は直径の1/3程。

レンズのコーティング、迷光対策も予算の都合上充分ではなく、
高級機種と比べると、同じ倍率、視野でも、読み取れる情報量が少ない。


んでも、30mmと言う対物レンズ口径なりに、明るいし、
広視野角で良像範囲が狭いのも、狭視野角+フレームインし易くする為の視野の余裕、とも言える。

総括として、
送料込み1300円はお値段以上(異常)
双眼鏡としての機能は充分に果たす。
大きさ、重さ、色、形状、メガネ未着用が許せば、ホームセンターで売っている8x20程の小型ダハよりは、間違いなくこちら。
低価格で見掛け視野を欲張っている事もあって、使い勝手は良くない。
あくまでも低価格入門機、それなりです。
予算、使用頻度のどちらかでも多い方は、実店舗で比較の上で納得のいく買い物を。

ハイアイポイントのツイスト接眼目当てで、BaK4プリズム、フルマルチコーティング、非球面レンズ
とかの物をイロイロ店頭で覗いてきましたが、やっぱり良い物です、

Nikon 双眼鏡 アクションEX 8X40CF ポロプリズム式 8倍40口径 AEX8X40

Nikon 双眼鏡 アクションEX 8X40CF ポロプリズム式 8倍40口径 AEX8X40