井上日奈季の日記

基本的には世界に何かを発信する用では無く、どこからでも確認可能な個人用のメモと言う扱いです。

レンズ交換式デジカメのキットレンズの性能の悪さに愕然とする。

SONYNEX-5を所有しております。

Eマウントのレンズって安いの売っていないので、マウントアダプタを使ってKマウントのズームレンズを付けて遊んでいました。

マニュアルフォーカスで使っているので、拡大してフォーカス具合を確認しながら使う訳ですが
その感覚が、ホームセンターで売っている1000円のダハプリズムの小型双眼鏡を思い浮かばせる。

フォーカスを合わせようとしても、ジャストフォーカスの位置が解らずに、またボケていってしまう。

ズームレンズで収差などの補正も必要な為、レンズの枚数はかなり多い、
そして安価故に全面マルチコーティングでは無い
ので空気境界面での反射が多く、CCDまで光が届かない、更に、空気境界面で反射した光は内部で乱反射して写りを劣化させる。

ビデオカメラのレンズより、単体レンズで販売しているズームレンズの方が画質が良いだろう

ミラーレス一眼デジカメの方がビデオカメラよりCCDの大きさが大きいからノイズも少なくて、被写界深度を生かした絵造りも可能だろう

と思っていたがズームレンズを使う場合、CCDが小さい分小さなレンズでも明るさを稼げるビデオカメラの方が
同じ初期投資で良い絵が得られるような気がしてきた。

カメラのレンズって、○○mm F○.○ って言う数値ばかり先行するが、
コーティングの質はあまり語られないよね。
例えば10枚20面で計算すると
全面マルチコーティングで0.995の20乗で
90.4%が透過するが
全面単層コーティングだと0.985の20乗で73.9%が透過し
全面マルチコーティングより16.48%の反射光が余計に内部で乱反射する事になり像を劣化させる

コレが単焦点レンズで6枚なら12面で
全面マルチコーティングで0.995の12乗で94.1%
全面単層コーティングで0.985の12乗で83.4%
になる

単焦点レンズを使えば高画質になる理屈と
コーティングの質の高い高級ズームレンズが単層コーティングと思われる古い単焦点レンズより高画質である事
安価なズームレンズが如何にクソであるかの説明も付くと思われる