安価な商品ですので超高性能とかいう訳ではありませんが、AZのミシンオイルの100mlがとてもお薦めできる商品なのでその特徴を並べてみます。
1、安価である事、
ホームセンターで200円以下で販売されています。
場所によっては130円以下で販売されています。
2、容器が高性能である事。
100円ショップで110mlのミシンオイルが100円で販売されていますが、AZの容器は、最初はさし口の先端に穴が開いていません。
最初に針などで先端に開ける穴の大きさを最適化すると、
容器を押す力加減で塗布するオイルの量の微妙な調整が可能になります。
最初から穴が開いている容器だと、意図した穴の大きさではないでしょうし、
穴の大きさの調整は火で炙って容器を溶かして穴を狭くするなどの作業が必要になります。
容量の大きな物の方が容量単価は割安になるかもしれませんが、これ位の大きさの容器の方が作業性が良いです。
3、粘度が緩い事。
チェーンのピン付近やローラー内部の固まった油汚れを溶かす為の、クレンジングとして優秀です。
パーツクリーナーでは蒸発が速くて有効成分がその場に留まらないので内部の汚れが上手く溶けません。
フィルタークリーナー等の専用の商品は、汚れを溶かし出す事はできるのですが、それ自体は潤滑油では無いので、
洗浄液を流してから水置換性のオイルの使用が必要などと面倒です。
その点ミシンオイルですと、まぁまぁ緩いのでチェーン程度のスキマなら内部に浸透し、揮発せずに留まり汚れを溶かします。
面倒であれば、多めに塗布してそのまま数日走って、ミシンオイルに汚れが溶けて出てきた余分な真っ黒なミシンオイルを都度拭き取れば
塗布前よりも内部の汚れは減っていると言えるし、
チェーンの汚れがローラー内部に固まっていない状態であるならば、ブラシで泡立てた高濃度石鹸の泡などで洗浄する事も容易になる。
4、100mlと言うと少なく感じるが、実使用量は少ないので結構持つ。
スプレータイプの物だと噴射させる為のガス、浸透性の物などでは後で揮発してしまう溶剤など、
利便性の為に潤滑以外の成分が多量に含まれており、実効成分の量は案外少ない。
スプレータイプの物と違って目的の場所のみに適切な量を塗布できるので無駄がない為に結構持ちます。