井上日奈季の日記

基本的には世界に何かを発信する用では無く、どこからでも確認可能な個人用のメモと言う扱いです。

最廉価グレードのシティーサイクルでロングライドした感想

最廉価グレードのシティーサイクルでロングライドした感想を。

前提条件としてこの感想を持ったのは
当時アラフィフ160cm、65~68kgのおっさん。
自転車趣味は長く、整備スキル有り(自己流)、乗車時の体への負荷の分散を考えながら乗車、
この時は自転車の性能を知りたかったので、ソレ以外の部分で問題が無いようにレーパン、ジャージー、手袋は装着した。

ちゃんと組み立ててあればコースを選べば1日で100kmは可能。
ちゃんとした組み立てには無理のないポジションを出す事も含まれる。

同僚の普段自転車に乗らないお爺ちゃん(普通に健康)が、娘の置いていった自転車に少し乗ったら翌日筋肉痛になった、と言う話があるので、
自転車に乗る時に使う筋肉が鍛えられていない人、乗車時の体の使い方が上手くない人がこの自転車に乗って100km走れるかと言えば、それは微妙。

整備は自分の考えうる最良の状態にしたと思うが、それでも舗装の悪い場所だと若干下りであるのに速度が伸びないと言う怪現象が起こった。
ポジションによる空気抵抗の影響も大きいのだと思うが、空気圧上限の低さとタイヤの転がり抵抗の大きさを実感した。

変速が無いシングルスピードの初期設定のギア比の高さと、リム、タイヤ、チューブの重さも合わせた結果として、
出足がめっちゃ悪くて、加速もめっちゃ悪くて、
速度が乗ってくると20km/h弱での巡行はまぁまぁだが、ソレ以上では速度も伸びず、気持ち良く走れる速度域が狭い。

疲労が蓄積されてくると、このギア比(32x14t)では登坂がめっちゃキツイ。

タイヤが良くなって変速があれば、それだけで全然別物になると思った。

JIS規格の想定上限に近い体重の人間が普通に使う分には、鉄板プレスのシングルピボットキャリパーブレーキ+バンドブレーキでも特に走行に支障は無かった。

長時間運動する事になるので補給は必要
今回のライドで食べた物は
塩パン2個、水分2L、パックアイス1箱、菓子パン2袋、そば屋で1食
今回は朝が早くて家で朝食を採らずに出発したのと、荷物は少なくしたかったので走行中に購入したので
家で食ってから出て、家で補給食を準備して出れば、途中の補給は食事1回とドリンク補充分で済むかもしれない。

このようなギア比のシングルスピード車でロングライドを考えるのなら平坦なコース設定をして、風の少ない日を選ぶのがお薦め。
風の強い日、峠越えなど場合は変速付きを強く薦める。
このような低性能車輌だと、より長い距離だと1日で済まなくなったり、
100kmだと結構時間も掛かって気軽に出掛けられなかったり
翌日に体に疲れが残ってしまったりするので、
そのような不満が出るようなら、スポーツサイクルの購入を検討すると良いと思います。