井上日奈季の日記

基本的には世界に何かを発信する用では無く、どこからでも確認可能な個人用のメモと言う扱いです。

自転車 BAAの矛盾点

ちゃんと組み立てられていれば高品質で、
ちゃんと組み立てる事を販売者に義務付けてはいるが、
ちゃんと組立てられている事を担保する訳では無い、それがBAA。

http://www.baa-bicycle.com/point.html

BAAマークの付いた自転車の製造事業者または輸入事業者は、製造から消費者に渡るまでの間に、自転車技士(自転車組立整備士)、自転車安全整備士又はそれと同等の技術を有する者により、完全に組み立てられた状態で利用者に提供することが義務づけられています。

一般社団法人自転車協会としては、
完全に組み立てられた状態で利用者に提供することを義務づけている訳で、
理想的な組み立てが行われていた場合の理論上の理想値なら高品質な自転車だよって言うことです。
後で触れますが、公的検査機関で確実に検査されるのは16項目のみで、
残りの74項目の検査はメーカーに任されていて、検査の信憑性を第三者が担保しません。


BAAマークが貼り付けられるのはメーカー出荷時であるが、メーカーは完成車を出荷する訳ではなく
マークが付いていても完全な組み立てが行われているかどうかは販売店(組み立てた人)次第と言う事になっています。

組み立ても
完全に組み立てられていても、完璧や理想的な組み立てであるとは言っていない、みたいな。

https://komae-jitensha.com/baa
自転車安全基準には全部で90ヶ所の検査項目があり、代表的なシティ車の場合、特に安全性に影響の高い16項目(ブレーキ制動性能、フレームの強度、駆動部の強度、前照灯の光度、リフレクターの反射性能等)については、BAAマークを貼付しようとする製造事業者・輸入事業者は自転車協会が認定した公的検査機関で必ず検査を受け合格する必要があります。 なお、残り74ヶ所の検査項目については、当会が認定している検査機関で検査を受ける必要は必ずしもありませんが、自社の責任で自転車安全基準に適合していることを確認する義務があり、その旨協会に書類を提出する必要があります。

安全性に影響の高い16項目は公的検査機関で検査していますが、残りの74項目はメーカー任せで
その場合は「ちゃんと組み立てられていれば」高品質な自転車ですよ。って言う訳です。